“いしやん“のアート作品をご紹介。
ご案内役は隅田川医療相談会の“こにたん“です。
前号では、“いしやん”の作品と出会うきっかけについてお話をしました。救世主のように「山谷まるこ」を描いてくれた“いしやん”。
そんな優しい“いしやん”に、私は感謝の気持ちでいっぱいでした。そして、「山谷まるこ」を公式ゆるキャラにしたい気持ちでいっぱいでした。
でも、“いしやん”の作品の素晴らしさに気づいてしまっては、そこで止めるわけにはいきませんでした。“いしやん”の他の作品も見てみたい!という欲望のまま、毎月ゆるキャラを募集し続けました。
すると、「また描く奴がいないのか?なんで俺ばっかり描くんだよ。」と文句を言いながらも、“いしやん”が救いの手を差し伸べてくれたのでした。
こうして生まれたゆるキャラの中で、今日ご紹介したいのが「とても明るい鬼」です。ブツブツ文句を言いながらも、こまっている私を助けてくれる“いしやん”の優しさが、そのまま絵に表れているみたいです。パンツをはいてるから、うん、安心ですね。(あじいるVol.3)
前回は“いしやん”画伯の作品である本誌のロゴをご紹介しました。今日は、私が初めて画伯の作品に出会った時のお話です。
それは約3年前。私が「隅田川医療相談会にもゆるキャラが欲しい」と嘆いて、みんなにゆるキャラ募集を呼び掛けたことがありました。見事に誰も描いてくれませんでした。
そんな状況を見かねた“いしやん”が、「ほら、描いてやったよ」と言って絵を持ってきてくれました。そこに描かれていたのが、『山谷まるこ』だったのです。ポワンとした絵に衝撃的な言葉が独特な配置で添えられていました。
「え、この人は山谷に生まれたの?
八十歳なの?女性なの?」と、絵と言葉の間を迷走する私。それに対して画伯は「うん、飯場で働いてる。」とあっさりと答えたのでした。
その日以来、独特な絵と文字の配置を、心地よく楽しく迷走する感じにハマり、“いしやんワールド”ファンとなったのでした。(あじいるVol.2)
“いしやん”は、昭和25年生まれ。
20歳で家を出て35歳まで土方仕事をしていました。
路上生活も経験して、決して楽な人生を歩んできたわけではないけれど、
のびのびと生きている姿が素敵です。
私は、そんな“いしやん”の絵と文が好きです。
時々、書き間違いが紛れ込んでいるのですが、
その間違いも“いしやん”らしい温かみあふれていて、
それがそのまま作品になるのです。
実は、“いしやん”の最新作は、
冊子「あじいる」のロゴです。
フランス語で「自由領域」も意味するAsile(アジール)というタイトル。
これを“いしやん”に書いてもらったところ、
「アジイルって、『鯵がいる』ってことか?」という話に。
なので、Asileは「あじいる(鯵いる)」となり、
ついては、鯵の絵が入っているのです。
**「あじいる」創刊号より**
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